■なぜ複数の見積もりを取ることが大切なのか

外壁塗装や屋根塗装を検討する際、
複数の業者から見積もりを取って比較することはとても重要です。

同じ塗装工事でも、業者によって

●提案する塗料の種類

●作業内容や工程

●保証期間やアフター体制

●見積りの記載方法

が異なるため、1社だけで判断すると損をする可能性があります。

複数の見積もりを比べることで、
「適正価格」や「信頼できる業者の基準」が見えてきます。

 

■見積書を見るときのチェックポイント

ここでは、初めて塗装を検討する方でも分かりやすいように、
見積もりを比較する際に注目すべきポイントをまとめました。

① 明細が細かく記載されているか

見積書の「内訳」がしっかり書かれているかをチェックしましょう。

●塗料の種類やメーカー名

●塗装する部位（外壁・屋根・付帯部など）

●作業工程（下塗り・中塗り・上塗り）

●材料費と工事費の分け方

これらが明確であれば、誠実な業者といえます。
「外壁塗装一式」「屋根塗装一式」などの表記だけだと、
後から追加費用が発生するリスクもあります。

 

② 塗料の性能と耐久年数を比較する

塗料は種類によって耐久性・光沢・価格が大きく異なります。
代表的な塗料の違いは以下の通りです👇

塗料の種類	耐久年数の目安	特徴
ラジカル塗料	約12〜15年	チョーキング（白い粉）を抑える成分を配合。コスパと耐久性のバランスが良く、近年人気の高い塗料。
シリコン塗料	約10〜13年	価格と性能のバランスがよく、幅広い建物に対応。コストを抑えたい方におすすめ。
フッ素塗料	約15〜20年	耐候性・光沢保持力に優れ、長期的に美観を保つ。メンテナンス回数を減らしたい方に。
無機塗料	約20年以上	紫外線に強く、最高クラスの耐久性。長期間塗り替え不要のプレミアムグレード。

価格だけで選ぶのではなく、塗料の性能と費用のバランスを見て判断することが大切です。
 

③ 施工面積や数量の根拠を確認する

業者によって、面積の計算基準が異なる場合があります。
同じ家でも、「外壁の㎡数」や「塗布回数」をどう算出するかで価格が変わります。

見積書に明確な面積や数量が記載されているかを確認しましょう。
不明点は遠慮せず質問してOKです。
誠実な業者は、すぐに根拠を説明してくれます。
 

④ 付帯部や細部の扱いをチェック

見積もりには、以下のような付帯部分が含まれているかも重要です。

●雨樋（あまどい）

●破風板（はふいた）

●軒天（のきてん）

●幕板や雨戸

これらが別料金になっている場合、総額が大きく変わることがあります。
“何が含まれていて、何がオプションか” をしっかり確認しておきましょう。
 

⑤ 保証・アフターサービスの明記があるか

塗装工事は施工後も長く関係が続きます。
保証内容やアフター点検についても、契約前に確認しましょう。

●施工後の点検頻度（例：1年・3年・5年など）

●不具合が発生した場合の対応方法

●保証対象の範囲（塗膜のはがれ・色あせなど）

これらを明確に説明してくれる業者なら、長く安心してお付き合いできます。

💬よくあるご質問（見積り編）

 

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